FC2ブログ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

◎早稲田の小論文(3)―2つの俗説について

 ロースクール小論文の「業界」には、いくつもの俗説があるのだが、そのうち、2つの俗説の「嘘」が今回の早稲田2011本試験で明らかになった。
 第1に、「小論文の答案は、必ず9割書くこと」という俗説。ある司法試験予備校が出している過去問本に、少なくとも数年前まで毎年、書いてあった。しかし、今回の早稲田は、上限字数が2500字程度もあり、2時間で読み、考え、アウトライン構成を立てて9割書くのは客観的に無理、といえる。1500字書けば問題ない。求められているのは「9割」という字数ではなく、内容である。実際、大学法学部やロースクールの学内試験で、字数が指定されていることはまず、ない。
 第2に、「小論文に知識は不要」という俗説。今回、事例の知識がなければ、小問2の答案は白紙になってしまうだろう。また、パターナリズムの定義について、危害原理との比較のうえで理論的に理解する、という基本的学習をしていれば圧倒的に有利である。つまり、今年の早稲田は、理論の知識、事例の知識が問われているのである。
スポンサーサイト

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

プロフィール

yamamotojuku

Author:yamamotojuku
朝日新聞記者、Z会東大マスターコース講師(小論文)、伊藤塾講師(小論文)などを歴任。現在は辰已法律研究所などで小論文を教えています。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
QRコード
QRコード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。