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◎エジプトの宗教とビジネス(2009年3月19日)

 エジプトのルクソールのホテル付近の銀行で両替をしてもらおうと、午後6時に銀行の両替センターの店頭に行った。営業時間であるはずなのだが、だれもおらず、銀行は閉店している。トイレにでも行ったのか、と思って、しばらく待ってみたが、戻ってこない。近所の美容院に「なぜ銀行は閉まっているんですか」と尋ねると、「モスクで祈っている」という。
 祈るために店を10分、20分くらい閉める、ということは当然のことらしい。日本で社会人をしていると、もし仏教徒が念仏を唱えるために20分間、職場を離れれば、社会的に批判されるのではないだろうか。日本のキリスト教徒がお祈りするために店を閉める、ということがありうるだろうか。日本なら、おそらく公私混同、として認められない。
 ブティックのおにいちゃんも、すごく今風の、20歳くらいの人なのだが、お祈りの時間には職場を離れてモスクに行っていた。戻ってくると「人間のためにビジネスがあるのであって、ビジネスのために人間がいるのではない。だから私は今、モスクに行っていました」と語った。実に説得力がある言葉だった。エジプトでこのような言葉を聞くと、ビジネスを最優先にする日本の方が異常なのではないか、と思えてくる。
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Author:yamamotojuku
朝日新聞記者、Z会東大マスターコース講師(小論文)、伊藤塾講師(小論文)などを歴任。現在は辰已法律研究所などで小論文を教えています。

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