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○テープカッターとは?(2010年10月18日)

 印西市議会の「9月定例会」がきょう、終わった。これから1カ月余り、休会に入る。
 昨日に続き、議員のあり方について考える。テープカッター、という言葉がある。これは、公共施設のこけら落とし(テープカット)に象徴される行事に出席することを最大の使命、と考えている議員のことを指す。テープカッターは、人前に出ること、行事に出席すること、つまり、選挙の得票に有利と思われることが最優先になる。その結果、政策の研究、政務調査には無関心になる。
 テープカッターには、原則はない。自分のポストの維持、そして、より重要に見えるポストの獲得に血道をあげる。
 このような議員が増えないようにするためには、有権者がテープカッターを落とさなければならない。昨日の本ブログのテーマとの関連で言えば、テープカットの話ばかりをブログに書く議員なのか、政策論をブログに書く議員なのかを、有権者が見きわめて投票するようになれば、議会の構成、議員の行動もかなり変わってくるはずだ。
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○議員と政策、選挙(2010年10月18日)

 先週、10月15日、北総地区の市議会議員の研修会があった。アメリカ政治・選挙の研究者を講師に迎え、オバマがなぜインターネットで成功したのかを学んだ。なかなか興味深かった。
 インターネットで有権者と双方向のコミュニケーションを取ることの重要性を講師は強調したが、これは、熟議デモクラシーの時代にインターネットというツールが適したメディアであることが背景にあるのだろう。
 また、議員のブログ内容は、「だれと会った」「何をした」という日記ではなく、政策論議をするべきである、というこをも講師は強調していた。同感である。

◎この時期の小論文学習法

 昨日、辰已法律研究所で国公立対策の講義(読む演習1)を行なった。国公立から過去問を厳選し、サンデルの枠組みでどのように解くか、という解法を中心に今後の授業を進める。
 この時期は、ひたすら当てはめと答案作成の演習を繰り返す時期。8月・9月の私立ロースクールで一定程度の成果が出た人は、自分の実力が十分、と思ってしまう傾向がある。そして、新司法試験への焦りが前倒しになって、この時期に法律の勉強に手をつける人も多い。しかし、私が過去7年間見てきた経験からすると、この時期に小論文の手を抜いてしまう人は、東大をはじめとする国公立で結果を出すことが難しくなる。
 大学入試にたとえてみると、早慶上智中央の法学部と東大文1(法学部進学課程)を併願する場合、私立が終わったからといって、文1の入試科目(たとえば英語、社会)の勉強をやめて、法律の勉強を始める人はいないだろう。それなのに、なぜか、ロースクール入試の場合、東大まで受験を続けるのに、勉強の軸足を法律に向けてしまい、小論文のための事例の蓄積、当てはめの練習をやめてしまう人が数多く出る。そして、多くの場合、東大で結果を出せずに終わってしまう。

○小沢一郎氏、議決無効を主張し提訴へ

 小沢一郎・民主党元代表が、検察審査会の議決は無効、として国を相手取り訴訟を起こす、という報道があった。政治に関わる案件でも、合法・違法を問うことが可能である限り、司法による判断を仰ぐことは良いことである、と私は考えている。今回は、原告適格は問題なく認められるだろうから、門前払いになることはない。ただ、刑事裁判手続の内容の無効を裁判で争い、勝つのは難しいと思われる。

●「人の死」とは?

 人の死は、終わりではなく、志を受け継ぐ者にとっては始まりである――坂本龍馬の妻は、龍馬をこのように励ました。
 10月10日、龍馬伝の最後のところで、盟友である高杉晋作に龍馬が別れを告げるシーンがあった。高杉晋作は結核を患い、死を目前に控えていた。自分の死期を知る高杉は、「日本の将来を頼む」と龍馬に言い残す。その後、「なぜ高杉が死ななければいけないのか」と嘆く龍馬に、龍馬の妻、お龍は、「人の死は終わりではなく、始まり」と励ましたのだった。
 同志であり、先輩であり、師匠であった五十嵐村長を失った私の胸に響く台詞だった。
プロフィール

yamamotojuku

Author:yamamotojuku
朝日新聞記者、Z会東大マスターコース講師(小論文)、伊藤塾講師(小論文)などを歴任。現在は辰已法律研究所などで小論文を教えています。

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